ノスタル自販機ができるまで
どうもエノミサトです!
先日はどうやらクリスマスだったという噂を聞いたのですが本当でしょうか。もし本当ならその日は一日中バイトでした。サンタも号泣です。
さて、製作過程をのせるぞ〜と言いながらも一度も載せていないので、年を越す前に1つ紹介したいと思います!
前置きしますが本当にただの 過程 なので、「なんだこの汚ったない絵は!」と思ってもそっと心の奥底に沈めてください。
今年を振り返るとイラストよりも漫画の方に力を費やしていたので、今月描いた漫画『ノスタル自販機』が完成するまでの流れを紹介します。
1 ラフを考える
まずはふと思いついたまま宙ぶらりんだった「自販機に せつな〜い があったらおもろいかも」というアイデアを膨らまします。ラフはA4を2ページに割って描くことが多いです。大抵ぐちゃぐちゃ。
描いてから変更したくなったセリフやアングルは横に訂正事項だけメモ。
と、ここでこれだけじゃ味気ないのではという不安が止まらなくなったので泣く泣く1枚ページを追加しました。
これを一口飲んだ後の回想シーンとして間に挟むことに決定。この時点ではタイトルもまだ違いますね。正直増やしたせいで格段に面倒臭くなり完成が遅れました。
2 下書きを描く
ラフを元に下書き。資料をかき集め細部も描き込みます。手は大抵自分のを参考にしています。
コマの順番はバラバラですが、パソコンで入れ替えるので特に問題なし!そのまま進みます。ここが楽しさのピーク。
3 ペン入れ
トレース台に下書きをのせ、新しい紙の上からなぞります。主線はタチカワ新ペン先schoolGのブラックです。
今回はアナログ感を出したかったので、普段はデジタルトーン部分をコピックマルチライナーでゴリゴリしました。
トーンの偉大さが身に沁みます。
4 仕上げ
こっからはパソコンです!スキャナーで取り込み修正やコマ割り、文字入れをします。ソフトはクリップスタジオです。目のしょぼしょぼタイム。
まずはコマの順番を正しく入れ替えて、それに合わせて枠線を作成。枠線もあえてがさついたアナログっぽいペン先を選びます。その後は塗り残したベタや修正です。マフラーの柄や缶の文字もここで描き足しました。
回想シーンのコマ外のカケアミもここで!飲んだらぼんやりと思い出しす感じをイメージ。
最後にセリフの言い回しを調整しつつ、吹き出しを作成。絵の邪魔にならない位置かつ読みやすい場所を、ラフを元に設定します。
そして…
完成!!
Twitterでは読みやすいように縦長漫画を3枚に分割しました。元の縦長verはPixivで見られます。
【オリジナル】「ノスタル自販機」漫画/エノミサト [pixiv]
ラフから完成を比較するとこんな感じです。
いかがだったでしょうか…大したハウツーもないので、がっかりでしたら申し訳ありません。毎回こんな感じでちみちみ仕上げております。
きみはほくろが多いの時は、ここにカラーを乗算レイヤーで載せていました。それが1番大変だったかもしれません。
いつになるか分かりませんが、今度はイラストの制作過程でものせてみたいと思います。お付き合い頂きありがとうございました!
2016年もあと少しですが、お餅の食べ過ぎには気をつけていきましょうね。